DesignSpark Pmod HAT を使ってみる(3)

DesignSpark Pmod HAT  と Pmod I2S を接続していろいろやってみても音が出ないので、Pmod HAT か Pmod I2S の不良を疑ってみました。

とりあえず、Pmod I2S と Raspberry Pi を Pmod HAT 無しで接続してみます。

BCK  —-  40ピンコネクタの12ピン
LRCKLRCLK)  —-  40ピンコネクタの35ピン
MCKSCK)  —-  無し
SDATADATA)  —-  40ピンコネクタの40ピン

となるそうなので、Pmod I2S のピンと Raspberry Pi のコネクタをジャンパワイヤーでつなぎます。Pmod I2S の SCKピンは GND につなぎました。

この状態で
/boot/config.txt

dtoverlay=hifiberry-dac
を追記して.wav ファイルを再生したところ、それっぽい音が出るようになりました。音が割れたようになり、ノイズっぽいのが気になりますが、全く音が出なかった状態に比べるとだいぶ前進しています。

と、ここで、あらためてPmod HAT の回路図を見てみると、Pmod HAT の JAコネクタと、Pmod I2S のピンの接続が、一致していないことが分かりました!

・Pmod HAT は 接続されている 40ピンコネクタのピンの番号
・Pmod I2S は 接続されるべき 40ピンコネクタのピンの番号
として並べてみると、下記のようになっていました。
Pmod HAT    Pmod I2S
35    —-    12
40    —-    35
38    —-    GND
12    —-    40
GND    —-    GND
3V    —-    3V

I2S信号である 12ピン、35ピン、40ピンの接続が見事にバラバラです。
これで音がでるはずがありません。専用のモジュールだからピン配は正しいはず、と思い込んでいたため、だいぶ時間を無駄にしてしまいました。

Pmod HAT と Pmod I2S の組み合わせで使用するには、ピンアサインの変換基板を作るか、ジャンパワイヤーでピンを入れ替えて接続する必要があるということになりますので、Pmod HAT を使う利点がなくなってしまいますね。

ノイズっぽい状態は未だ原因分からないし、とりあえず、ラズパイコンテスト用には Pmod I2S は使用しないことにしようと思います。

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