Raspberry Pi で MSXエミュレータである fMSX をビルドして動かしてみます。
このページ(I2Cで制御できる80円のPSG互換チップで遊ぼう)で紹介されている動画の内容をやってみたいな、というのが最終目的ですが、今回はビルドができてエミュレータが動作するところまで。
準備
Raspbian は 2018-11-13-raspbian-stretch-full.img を使用しました
https://fms.komkon.org/fMSX/ からファイルをダウンロード
今の最新は 5.4 なので、fMSX54.zip です。
ビルドする
適当にディレクトリを作成して fMSX54.zip をコピーした後
unzip fMSX54.zip
cd fMSX/Unix
make
ファイルが足りずに怒られたので必要なファイルを追加
sudo apt install xorg-dev
sudo apt install libpulse-dev
再度挑戦
make
できました。
fmsx という実行ファイルが作成されます。
動かす
ROMファイルと同じディレクトリに fmsx をコピーして実行
(fMSX54-Windows-bin.zip を解凍すると必要なファイルは揃いました)
./fmsx
とりあえず、これで fMSX を動かすことができました。
が、音が鳴りません。
LPC810 を接続してそこからだけ音が出れば良いのであればここまでですが、Raspbian上でも音を出したい場合は PulseAudio を追加します。
sudo apt install pulseaudio
これで、音も出るようになりました。